函館 ランニング

映画『草の響き』を観ました。

ストーリーは公式サイトで

https://www.kusanohibiki.com/#pageTop

 

「ランニングが趣味だから・・・」

そんな理由で観たけど、ランニングそのものよりも函館の風景にココロ奪われた映画でした。

 

「走る」って作品に躍動感を与えがちです。

その代表的な映画といえば『ロッキー』

 

でも、『草の響き』では最初、弱々しかった主人公の和雄(東出昌大)がただ黙々とランニングを繰り返すことで病んでしまった心の落ち着きを少しずつ取り戻していく展開です。

その展開に伴って何気ない海辺や土手の草、住宅街の風景といった引きの映像がまぶしく映し出されていきます。

 

つまり、函館の日常風景を多用して観る側と微妙な距離感を作り、映画の登場人物もひっくるめて「函館の風景を映す映画」です。

なのでロッキーのような躍動感ではありませんでした。

 

一言でまとめるなら、「登場人物の繊細な内面を淡々とつかんで、それを薄皮で包み込んだような作品」でした。

(一言になってないw)

 

映画館での上映公開が終わったら、この映画『草の響き』は早々にU-NEXTで配信するだろうな・・・